non linear diversity

変わった生活様式をする虫の存在を知った。

名をAepophilus bonnairei という。

海の中10-20mに生息しているのに空気呼吸をしているという奇天烈な生き物だ。
では、一体どうやって生きているのか?
答えは、干潮時に岩の間に溜まった空気を吸って生活をしているらしい。

干潮線ギリギリのところにしか住まず、下向きに割れ目がある岩が無いとダメという限られた環境の中で生息している。

現在、発見された報告があるのがフランスと日本だけである。

地理的に離れたところの二ヶ所しかいない、変な生活様式をしている生き物を知ると、一つの起源を知るというのはかなり難しいのだなと思えてくる。

不器用ながらも、生き延びている生き物に変な慈愛の精神を抱くのは私だけだろうか。
頑張って生きているねって